フローティングハウスとは
平林フローティングハウスは、近年原木貯木としての利用が著しく減少している平林貯木場の土地及び水面の活性化の一環として計画・実施されたものです。
日本ではあまり知られていませんが、欧米では大規模ショールームや住居用、小学校など公共施設としても広く普及しています。
その導入事例を実地検分、安全性・耐久性などを調査研究し、この度試験的に平林貯木場を利用して水面に浮く建物を施工しました。
製造コストの削減
平林フローティングハウスのフロートは8×12mと大型であり、製造コストも高額となっています。
現在ではフロートを2.5×2.5mに小型化して金具で緊結するフロートを日本カイザー(株)、(株)ユーデーコンサルタンツと共同で開発しており、今後工場の大量生産によるコストダウンが可能となりました。
(2004年12月特許出願)
今後の展望
2003年に開催された世界水フォーラムの「水のEXPO」でこのフローティングハウスが紹介されたことから各業界の注目を集めております。
2007年9月には、平林貯木場が都心部から一時間圏内にあることから、この地をマリンレジャーの拠点とする「水域活用等促進プログラム」が国交省のモデル事業として選定されました。
遊休施設となっている貯木場から都市型マリーナ等への転換利用が期待されています。