2013

北加賀屋に新しい壁画完成のご報告

北加賀屋みんなのうえん祭の関連プログラムとしてクリエイティブセンター大阪へ向かう通りにある工事現場仮設壁面を会場に、アーティスト小池一馬、彦坂敏昭により壁画ワークショップを開催いたしました。
北加賀屋のコミュニティ・ファーム「北加賀屋みんなのうえん」にちなんで、テーマは「野菜」。アーティストが描くデフォルメした野菜の絵、在来作物の写真、みんなのうえんの収穫物など多様な野菜のイメージを参考に、銀色の壁一面に自由に野菜を描き、それらを白い線でつなぎ画面に表情を与えます。当日上映会を開催した在来作物のドキュメンタリー映画作品「よみがえりのレシピ」の渡辺智史監督もご参加いただくなど約70名が参加し、普段関係することの少ない町の工事現場と地域を緩やかにつなげる壁画が制作されました。

ワークショップタイトル:「野菜と野菜をつなごう」
実施者|小池一馬、彦坂敏昭
開催日時|2013年10月19日(土)12:00-17:00
開催場所|花谷建設工事現場 仮設壁面
協賛・協力|花谷建設

※本壁画は1月初旬までの展示となります。

【小池一馬 略歴】
1980年 神奈川県生まれ。
1986年から92年までの間はアルゼンチンのブエノスアイレス、95年から98年はスペインのバルセロナで過ごし、帰国後は日本大学藝術学部彫刻コースを修了、2012年より大阪を拠点に活動する。細かな粒の連続で描くペインティングや水彩、立体や映像作品など、近年様々な素材を利用しながら、特異な感性を発表している。
主な展覧会に「Float(AISHO MIURA ARTS)」、「No Man’s Land(フランス大使館)」、「Casino Royale (SCAI THE BATHHOUSE)」などへの参加がある。来年の三月にはTezukayama Gallery(大阪)で個展を予定している。
http://kazumakoike.com/

【彦坂敏昭 略歴】
1983年 愛知県生まれ。
絵画制作の中で、(対象)との新しい関わり方や、知覚の新しいわかり方を思考し、「メディアとしての絵画」のあり方を研究している。
主な個展に「ARKO 2009 (大原美術館)」「テサグリの図画(資生堂ギャラリー)」。その他に「MOTアニュアル2008解きほぐすとき(東京都現代美術館)」「TRANS COMPLEX – 情報技術時代の絵画(京都芸術センター、AISHO MIURA ARTS)」「現代絵画のいま(兵庫県立美術館)」などへの参加がある。
http://www.tohico.com/